今回のおとなの遠足は案内のまいどさんも含めて25人。
これが武家屋敷跡という金沢有数の観光地で解説を始めたらだんだんギャラリーが増えて、最大で40人近い大所帯に肥大。
移動もたいへんなスケールに。

人間は群れるいきものなんだね。
たくさん仲間がいると楽しくて安心する。
ぞろぞろと老舗記念館の狭い通路を通る。

ぞろぞろとお菓子でできた花を取り巻いて説明を聞く。

ぞろぞろ歩いて仲間を増やす。
桃太郎かハーメルンの笛吹き男か。

用水の説明を受ける。
なんとこの用水沿いの家は勝手に用水を引き込んで庭の中に風流な川を流し、また用水に戻しているのだ!
そしてこのあたりで一番大きなお屋敷に住んでるのは有名な○パホテルの社長さんだそうな。

「人の税金で管理してる用水の川を勝手に自分のうちで庭の風流につかうとはけしからん!」と言ったら誰かから
「この家の人はそれくらいは許されるぐらいの税金は楽勝で納めてるよ」と返事が帰ってきた。
ごもっとも(笑)。
多羅葉(たらよう)という木をご存知か?

この木の葉っぱに棒などで字を書くと黒く残るので、紙が貴重だった時代にはかなり重宝したらしい。
という説明を勝手に聞く人たち。
あ、ぼくたちは全然聞いてもらっててもかまわないんですよ、どーぞどーぞ。

武家屋敷跡は江戸時代のままなところと、変わってているところが混在しています。
道幅や、日本の基準でみるとかなり低めの塀の高さなどは当時のまま。
角々に置いてある石はたいてい近年のものですが、

この馬つなぎの石だけは江戸時代のものです。

ところで武家屋敷跡の武家屋敷に当時の武士の子孫がそのまま住んでいるのはここ村上家だけです。

小泉純一郎氏が総理在任中にここへ案内されて来た事があって、この家には昔からの武士の子孫が住んでいますとの説明を受けるやものも言わずにスタスタと歩いて行って勝手に玄関を開け、やあやあと言ったそうな。
それからこんな張り紙が出ています。

ちょっとこの説明書きを見て下さい。

つまりこれが武者窓です。

緑でかこったのはさっきからずっとついて来る人たちです。
かぶりつきで見てもらってまったくかまわないんですよ(笑)。

そろそろオヤツの時間が近付いています。
大急ぎで犀川を越え白菊町まで向かいます。
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